静岡市には一体、どれくらいの飲食店があるか知っているだろうか。その数は何と4000店近くあり、人口比では全国20位に入ると言われる。中でも静岡市の大きな特徴は、その多くが静岡の抱負な食材を背景とした個性豊かな個人経営の店舗だということ。静岡おまちバル実行委員会では、これを「地店(じみせ)」と呼び、オンリーワンの地店集積都市・静岡の飲み歩き・食べ歩きの魅力を伝え続けている。昨年1月、2代目実行委員長に就任した松下和弘氏に、まちづくりへの思いや今後の抱負を語ってもらった。

 

■略歴

松下和弘(まつした かずひろ)

1964年静岡市生まれ。静岡大学人文学部経済学科卒業後、㈱アルバイトタイムスに入社。在籍中、複合ラックメディア事業を社内起業。2004年フィールドメディア®(日常動線上にある情報接点の総称)という概念を確立。2013年㈱エリアマーケティング研究所を設立、フィールドメディア®による地域活性化モデルの開発に着手。2019年㈱地店イノベーションを設立、取締役に就任。2020年1月静岡おまちバル実行委員長に就任。