静岡市は、安心で安全な水を届けるために、地震に強い水道管に更新する工事を進めている。そんな中、㈱安田組(静岡市葵区桜町1─4─5)は、2020年3月から静岡市葵区の大岩町、大岩一丁目で水道管(配水本管と配水管)の布設替(設置替)工事を行っている。
大規模地震が発生すると、水道管から漏水し、各地で断水が発生するなどのケースもある。地震で発生する多くの漏水原因は、水道管の「つなぎ目」が外れることが原因だという。今回の工事は、設置してあった古い管から、管の材質が強靭で、接合部に伸縮性と抜け出し防止機能を備えた水道管に更新し、耐震性を強化するもの。口径400㎜の配水本管約500mと、口径100㎜の配水管約570mの設置替えを行う。完成は2022年1月下旬を予定している。
同工事現場を監理する安田組の安田大介氏は「各家庭へ安心・安全な水を届けるのに配水管は重要な役割を担っています。命を繋げる重要な仕事を任されているという自覚を持って、工事を進めていきます」と語っている。
小学生に向けた
現場見学会も開催!
同社では1月31日、小学生の親子を対象に、現場見学会を開いた。子どもたちに建設業の魅力を伝え、建設業に対する興味や理解を深めてもらうことを目的としたもの。当日は、万全なコロナ対策を施して、全体の工事の説明や「水道水ができるまで」を解説したほか、重機試乗(0・25m3級バックホウ)、測量体験(光波測距儀、オートレベル)を行った。