大伸木工㈱(静岡市駿河区津島町7—16、町塚祐輔社長)は、仏壇家具のオリジナルブランド「家具といのり」シリーズから、静岡市内の漆職人とコラボした間接照明付きの家具調仏壇『祈りのあかり—漆—』を発売した。クラウドファンディングサイト「Makuake」で応援購入を募り、3日で目標金額を達成した。募集期間は10月18日まで。
同商品のコンセプトは「間接照明×仏壇」。幅24㎝×奥行24㎝×高さ38㎝と小ぶりの家具調仏壇で、スタイリッシュな間接照明としてリビングにもマッチする。光の調節が可能なスポットライト式の照明で、思い出の品や遺品、遺骨、位牌などを照らす。また、仕上げに静岡の漆職人による漆加工を施しており、年月が経つほどに味わい深くなる商品となっている。営業開発部の町塚洋介部長は「使う人の思いや飾るものによって〝祈り〟にも〝癒し〟にもなる、新しい供養の形を提案していきたい」と話す。
同社は創業150年を迎える老舗の家具メーカー。2010年に木材家具から大型仏壇の製造にシフトチェンジし、2017年には自社ブランドの仏壇家具の企画・製造を開始した。オリジナル商品は、静岡市の「つなぐデザインしずおか」に複数回採択されるなど、スタイリッシュで現代の暮らし方に適した新しい祈りの形を提案している。なお、同社は家具店や仏壇店、雑貨店などのオリジナル商品の卸先を募集しており、取引先などに同社を知ってもらうための工場ツアーを受け付けている(要予約)。
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