インタープランニング㈲(静岡市葵区両替町2─4─2、富山達章社長)は、地元企業の経営者などを対象に、サーキュラーエコノミー(循環経済)などを中心とした“未来デザインプログラム”を提案している。サーキュラーエコノミーは、削減・再利用・再生という3つのRを基本としながら、技術革新などを通じて循環経済を創出する経済活動を意味する。
富山氏は、「新型コロナウイルスの感染拡大にはじまり、景気の先行き不透明感やデジタル化の加速、人口減少問題など、企業は危機感を抱いている。そうしたなか、企業は新しい事業の方向性を模索しているが、生粋のデジタルネイティブ世代であるZ世代がビジネスの世界で活躍するようになると、新たなゲームチェンジャーとして破壊的イノベーションがはじまる。つまり、これまでのビジネスモデルを刷新してしまう可能性がある」と警鐘を鳴らす。また、これまでのような大量生産・大量消費・大量廃棄型の線形経済モデルを続けていけば、遠からず、地球環境が立ち行かなくなることは明白である。
“未来をデザイン”するということは、これから訪れる新たなビジネスファクターを想定にしたアドバンスデザインという、幅広い視点で技術の進化やマーケットの変化を探求することが重要と富山氏は考える。「時代の変化を想定し脅威に備えたり、新しいビジネスモデルを作り上げる道を目指すことがポイントです。“未来デザインプログラム”では従来の事業計画ではなく、これから起こりうる未来の変化を予測した構想計画への変革を促すものです。現在の自社のポジションを確認し、未来への自社のビジョンとポジションを構想しながら、先行きの見えない未知の時代を構想して、これから到来する未来を先行するためのプログラムを提案します」。富山氏は、企業の創造性の軸を高めること、革新的な事業を推進することのできる社内体制を構築することの2つをあげる。
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