㈱ユニテック（静岡市葵区瀬名１─18─33）は２月28日、鈴木佐太郎氏の代表取締役社長辞任と、齊藤直彦氏の同職就任を発表した。 　鈴木佐太郎氏は同社創業者であり、今年２月まで33期にわたって社長職を務めた。ソフトウェアの開発という変化の激しい事業にあって、この33期全てに利益を計上し、雇用の安定と事業の拡大に努めてきた点は特筆すべきだ。さらに地域の情報産業界への貢献や、次世代技術者の育成支援活動など、業界発展に果たした役割の大きさでも知られるところだ。道程を振り返り鈴木氏は「やるべきことは、ほぼやり終えました」と、清々しくこの日を迎えたことを表した。 　齊藤直彦氏は同社創業直後に新入社員として入社し、以来33年間鈴木社長とともに歩んできた。社長就任について「創業者の後任はいつかは誰かが務めなければならない大役。社員一人ひとりが社の発展を託されたという思いで、皆で一つでも多く、鈴木社長の築かれた伝統にさらに磨きをかけていく」とあいさつ。また創業からの鈴木氏の労苦をねぎらい、感謝の意を伝えていた。 　今後鈴木氏は昨年設立したユニテックホールディングス㈱社長として、グループ会社の運営に携わっていく。