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【静岡大学 お茶サークル「一煎」】都市型農園で農業体験クラウドファンディングの募集を開始

2022/08/05 [08月05日号掲載]

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 お茶サークル「一煎」が企画した『都市型垂直農園で農業体験』が、静岡県の『ふるさと納税型子どもの居場所作りクラウドファンディング企画』に採択された。

 静岡県の『子どもの居場所づくりプロジェクト』は、子どもの居場所づくり活動に取り組む団体を支援するため、クラウドファンディング型のふるさと納税を活用して寄附金を募集し、補助金として交付する事業だ。プロジェクトで定める『子どもの居場所』は、子ども食堂や遊び場、学習支援・子ども同士または地域住民との交流などを行う場所となっている。

 お茶サークル「一煎」が考案したプロジェクトの目的は、農業を通じて大学生や専門学校生と子どもが交流する場を創造し、子どもの農業と食育体験を行って自己肯定感の醸成を行うことだ。「今回のプロジェクトでは、大人の協力が無くとも移動できる街中に都市型のバーティカル(垂直型栽培)農園を開設し、大学生や専門学生と子どもが接点を持つ、ハブの役割を与え子どもの居場所とします。栽培するのは、お茶やハーブティ、そしてクラフトコーラにマッチするハーブ類です」。子ども達は栽培や収穫を体験し、収穫したハーブは子ども達の手で加工され、お茶やハーブティ、クラフトコーラを作る。「都市型のアグリテックを取り入れた農園を子どもに触れてもらうことは、子どもへの職業教育にもなります。作られたハーブ類は近隣の飲食店で活用し活動資金を捻出するとともに、自らの手で育てたハーブがどのように流通するかを身近で体験できるため、経済教育にもなると考えています。今後は11月より農園を設置し栽培を開始。来年初旬に開園・イベント開催を計画。以後、継続的に催しを行う予定です。ふるさと納税型クラファンは、8月1日に『ふるさとチョイス』でスタート。大学生が行う新しい取り組みにご支援をお願いいたします」。

 なお本事業は、葵GINプロジェクト(静岡大学農学部植物機能生理学研究室、浮月楼、BARCODE、UNITED、BOIL‘S)と連携しながら実施する。

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1788