㈱静岡銀行(八木稔頭取)は社会福祉法人駿府葵会(静岡市駿河区根古屋289─1、佐々木至忠理事長)とポジティブ・インパクト・ファイナンス契約を締結した。社会福祉法人との契約は全国初。
ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは企業活動が環境・社会・経済のいずれかの側面において与えるインパクトを包括的に分析し、特定されたポジティブインパクトの向上とネガティブインパクトの低減に向けた取り組みを支援する融資のこと。
大塚毅純執行役員(同行呉服町支店支店長)は「近年、介護福祉業界は慢性的な人手不足であり、優秀なスタッフの確保が大きな経営課題となっている。そのなかで駿府葵会さんは、スタッフ研修制度の充実や資格取得支援といった人材育成、介護ロボットの導入など、人材への投資に対して挑戦的な指標と目標を設定されている。さらには、外国人技能実習生や障がい者雇用にも積極的であることなど、事業そのものがまさにダイバーシティ、SDGsが目指す目標そのものだ」と評価した。
同法人への評価は、社会面においては、人材育成、就労継続支援や安全・安心できるサービスの提供など、社会・経済面では、幅広いサービスの提供およびグループ内での連携などの取り組みが対象となっている。なお、同行は10月27日駿府葵会に同行呉服町支店でSDGs宣言書を贈呈した。
- 問い合せ、054・252・4151 (同行呉服町支店)