公益社団法人 全日本不動産協会 静岡県本部(静岡市駿河区南町14─1)は、近年、ビジネスの多角化を図るため宅地建物取引業免許を取得する地元企業が増加傾向にあることから、不動産業開業を予定する地元企業を対象に、開業支援などを積極的にサポートしている。同時に、法人向けに開業に関する個別相談会を実施するなど、手厚い支援も行う。
同協会によると不動産業を経験し独立開業する個人事業主だけでなく、建設業を中心に多岐に亘る業種業態から不動産業に新規参入しているという。同協会では、不動産業を開業したいと考えている地元企業の経営者や個人事業主に向けた個別相談会のほか、東部・中部・西部地区の3会場で『不動産業 開業セミナー』を定期的に実施し好評を得ている。
常務理事の相原雄治氏によると、「私ども県本部では、法人・個人を問わず、開業に関するセミナーや個別相談会を実施することで、不動産開業に関する事務手続きや開業後の業務支援を積極的に行っています。また、既会員だけでなく、新規に入会した会員にも好評な勉強会や研修会に加えて、会員交流会なども積極的に行いながら、不動産業に重要な“人的ネットワークの提供”にも注力しています」と話し、「会員のためのスキルアップや業界全体のサービス向上に繋がる“質”の部分においても充実したサポート体制を整えることで、差別化を図りたい」としている。
なかでも回を重ねるごとに多くの参加者を集めている『不動産開業セミナー』では、この1、2年に独立・開業した若手不動産業者の開業体験談も好評という。「今後も会員のためになり、業務に役立つ研修会や講習会を定期的に実施していきたい」と話す。同セミナーでは、事務所開設や免許申請など、開業するまでの流れや費用の説明、希望者には個別相談にも応じる。
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