今年3月、創業50周年を迎えた石山産商㈱(本社・静岡市駿河区南安倍3─11─21、石山藤広社長)。創業から続く「産業・環境機器の販売」と「エンジニアリング・工事・建設事業」の二つをコア事業として展開している。モノづくりに関わる工場などのベストパートナーとして、快適で効率的な生産環境整備に努めている。
同社は創業以来「水と空気」に注力し事業を展開している。創業当時は産業排水や排気などが水俣病や喘息を広める「公害」だと叫ばれていたころだった。創業者である藤満氏は、勤めていた商社を退社し、地域密着体制での水処理機器を中心とした産業機器商社を始めた。顧客となる業種も食品、化学、自動車、製紙と広がり、販路拡大のため県内東西部や名古屋商圏に営業所を設けている。
現在、取り扱う商品もポンプやブロワー、配管材料などの流体機器や空調機器、伝動機器、油・空圧機器、真空機器、物流機器、環境機器など多岐にわたる。今では作業工具から工場一棟に至るまでのあらゆる産業機器の販売を行っている。
機器販売を続けていくうちに、修理や取付工事の要望に応えようと自社に「エンジニアリング部」を設け、また建設業許可も取得し、陸上・水中・真空ポンプやブロワーの修理、据え付け、オーバーホール、定期点検を国内外のメーカーを問わず行っている。
石山社長は「創業以来、産業機器の販売を軸に、その中でも”水と空気”における、環境機器に目を向け現在に至っております。そして、最新・最適な情報及び製品の供給を信条としています。社内外のコミュニケーションを大切に、これからもモノづくりには欠かせない会社として邁進していきたい」と話す。
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