㈱フジドリームエアラインズ(略称・FDA、楠瀬俊一社長)は、 廃棄されるはずの製品を新たな価値をもった商品へと再生する「アップサイクル」の観点から、機内に搭載されていたライフベストを再利用した『FDAライフベストサコッシュ』と『FDAライフベストミニウォレット』を制作した。航空機用ライフベストの耐久性や耐水性などの特性を活かし、本体に描かれているイラストや付属パーツを活用したアイテムとなっており、日常使いなどさまざまなシーンで利用できるデザインに仕上げている。
定期交換のために取り下ろされるライフベストを再利用することをFDA社員が発案し、FDAの拠点空港がある愛知県西春日井郡豊山町でモノづくりをしているNPO法人motifの運営する「FLAME」と共同で商品開発に取り組んだ。商品は、廃材を利用した手作り品のため、傷や汚れ、デザインに個体差がある。
商品は、豊山町に対する「ふるさと納税」の返礼品として提供されるもので、ふるさと納税サイト「さとふる」で申込が可能となっている。
同社では、今後も持続可能な社会に向けた取り組みとして、航空機備品などを活用したアップサイクルプロジェクトの実施を検討していく。
ライフベストサコッシュのサイズは縦が約190㎜×270㎜。寄付金額は2万6000円(税込)。ライフベストミニウォレットは、縦が約95㎜、横が110㎜。寄付金額は1万5000円(税込)となっている。