今年６月に創業20周年を迎えるＢＡＲＮＯＮタカハシ（静岡市清水区折戸４—７—21、高橋幸裕代表）が２０１９年にオープンした高橋農園。この農園では、高橋代表の夫人・高橋裕美さんが丹精を込めたこだわり野菜を栽培している。
現在出荷準備を進めている『しあわせコーン』は糖度が約18度と甘くてコクのある風味が特徴で、「ほかの品種と比べて、皮が厚くプチプチとした心地よい触感が味わえます」という。出荷は６月初旬から、販売場所は三保街道沿いでＢＡＲＮＯＮタカハシが運営する『焼肉居酒屋 農家の食卓』の店頭前となっている。
露地栽培、そして農薬を極力使わないようにしているのが高橋さんのこだわりだ。「苦労は絶えませんが、無事出荷できた時の達成感はひとしおですね」。
将来の目標は農園で収穫した野菜で安定した収入を得ることと、裕美さんが農業経験を得た知識やノウハウを若い世代に伝えていくことだ。「私は自分が育ったこの場所で農業を成功させることが地域への恩返しになると考えています。だからこそまずは事業を安定させて農業に興味がある若い人たちにノウハウを伝えられるようになることが目標です。農園では子どもたちを対象にした収穫体験を実施しています。大変喜んでいただき〝野菜がどういう風に育つのか関心が高まった〟〝嫌いな野菜も頑張って食べるようになった〟などの声をいただきました。美容品や食品などに利用されているアロエも栽培していますが、昨年11月に地域の就労継続支援Ｂ型事業所に協力していただき、初出荷をすることができました。今後も農福連携にも取り組んでいきたいと思います。枝豆、茄子、胡瓜、オクラ、ブロッコリーなど、四季折々いろいろな野菜を栽培しておりますので、ぜひ一度ご賞味ください」と前向きな気持ちで仕事に打ち込んでいる。
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