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【なすび】肝や白子も生で食べられる三保松さばを使ったメニューが好評

2023/08/20 [08月20日号掲載]

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 ㈱なすび(静岡市清水区谷田8—2、藤田圭亮社長)が今年7月から提供を開始した三保松さば(みほのまつさば)が好評だ。

 三保松さばは、三保地下海水養殖センターで陸上養殖事業に取り組む日建リース工業㈱(本社東京、関山正勝社長)が養殖・出荷しているさばだ。「世界文化遺産である三保松原から取った地下海水で育ったこと、三保松原のように世界に誇れる水産物ブランドに育てていきたいという思いを込めて名付けた」という。「地下海水で陸上養殖されているため、アニサキスなど感染リスクがなく、身はもちろん肝や白子も生で食べることができます。身は非常に脂が乗っていて、とろけるような味わいです。これらの特色を生かした料理を提供することで、三保の魅力を県内外の方々に発信していきたいと考えています」(藤田尚徳専務)。

 現在、『氷室盛り』や『肝ダレ造り』、『瞬間揚げブルーレア』など単品メニューのほか、『三保松原会席』や『三保松さば御膳』、『三保松さば瞬間揚げブルーレア御膳』をなすび総本店、十千花前清水、十千花前静岡、茄子の花無庵、覚弥別墅の5店舗で提供している(来店2日前までに要予約、2人前〜)。「ブルーレアは、レアよりも短いほんの一瞬だけ火を通した揚げ物です。肝ダレ造りも、地下海水で養殖したさばだからこそ提供できるメニューとなっております。三保松さばで地域を盛り上げていきたいという思いでおりますので、ぜひ一度ご賞味下さい」と藤田専務は話している。