一般社団法人三保松原3Ringsプロジェクト(藤田尚徳代表)は、三保松原の落ち松葉で作った『みほのまつがみ名刺』を考案し、取り扱い販売を開始した。
三保松原3Ringsプロジェクトは、世界文化遺産である三保松原を1000年先に繋ぎ、地域から新たな価値を創造する持続可能な松原保全を行うために発足した団体だ。毎週土曜日に地元の企業や学生、地域の人たちとともに松葉かき(落ち松葉の清掃活動)を行っている。「若者の人口流出や将来の人口減少、保全の縮小、地域の魅力活用という静岡市の課題を解決することで持続可能な静岡の実現を目指したいと考え活動してきました。大学生と企業とともに保全活動に取り組むことで就業人口の増加や企業の活性化を、高校生と保全活動に取り組むことで郷土愛を醸成するなど松葉かきの交流を通じて、少しずつ成果が得られるようになったと感じています」と藤田代表は話す。
『みほのまつがみ名刺』は、落ち松葉を商品化することで三保松原の環境保全活動を周知したり、活動の輪を広げていったりすることを目的に企画した。「これまで、ただ処分されるだけだった落ち松葉を再資源化して、オーダーメイドの名刺を作れるようにしました。この名刺を使っていただくことで、世界文化遺産の保全に貢献することができます。ほんのり松の香りがしますので、名刺交換の時の話題作りにもお役立て頂けます。私どもの趣旨にご賛同頂ける方はぜひお気軽にお問合せ、お申込み下さい」。
名刺は1セット(100枚)から注文が可能。1セットの価格はデータ入稿の場合2200円、新規デザイン制作の場合は別途2200円。
- 問い合せ、054・257・1131(窓口担当・ナガハシ印刷)