ガイアフロー静岡蒸溜所(静岡市葵区落合555、中村大航社長)は、静岡大麦を100%使用したウイスキー『ガイアフロー シングルモルト日本ウイスキー 静岡プライベートカスク ディスティラリー・リザーブ 100%静岡大麦exバーボンバレル 5年』を数量限定にて11月下旬に発売する。アルコール度数未定、容量500㎖。希望小売価格は、2万2011円(税込)。
静岡蒸留所では2016年の創業当初より、玉川地区桂山や富士宮で試験的に栽培・収穫した大麦を使用したことを皮切りに、2019年から焼津市の農家3軒とJA大井川や静岡県と協働し、本格的に栽培を開始。年々作付面積が増加し、収穫量も増大している。今回のリリースは、この2016年に収穫した大麦を100%使用した原酒のシングルカスク(ひと樽のみでブレンドしていない)ウイスキーとなる。この時の収穫量は非常に少なく、2018年の仕込み1回分の量のみだった。
中村社長は、「静岡蒸留所の立案当初から掲げている“静岡らしいウイスキー”をカタチにした静岡県産100
%のシングルモルトがようやくリリースできます。静岡の大麦はどんな味になるのだろう?と考え、蒸留所をスタートしてから7年が経ちました。大麦の栽培がほぼゼロだった静岡県で実現するには、「俺たちの酒を造ろう!」という気概を持った官民の多くの方々の労力と時間が必要でした。その気持ちと足かけ7年の結晶をお愉しみください。正直、大麦栽培は当初、分からないことばかりでしたが、毎年の努力の積み重ねで、今では5月に美しい麦秋を見ることができます。今回はシングルカスクというごく少量でのリリースとなりますが、将来的にはより多くの皆さまに飲んでいただけるよう鋭意仕込み中です。これからの静岡らしいウイスキーにご期待ください」と話している。
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