静岡の企業情報

地域活性化

6次産業化を推進し、付加価値の高い製品を提供できるメーカーへ

2014/04/20 [04月20日号掲載]

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アオノフレッシュミート㈱(静岡市葵区長沼2─11─12、青野博志社長)は、鳥インフルエンザのないフィリピン国内で安全に管理養鶏された“プレミアム合鴨肉”の日本国内における独占販売権を獲得したほか、宮城県に子豚の生産および自社肥育を行う農場を取得し、オリジナルブランドとして量販店や飲食店などに販売するための準備を進めている。  また、他社では取り扱っていないオリジナリティとクオリティーの高い牛・豚・鶏肉を国内外の畜産業者と提携して新製品の開発や販売を行う6次産業化も進めている。このほど、経済産業省が推進する“農商工等連携事業計画”にも認定された。同プロジェクトでは畜産業者とタッグを組み、良質な交雑牛を使った熟成薫製肉の開発も進めている。究極の熟成肉を目指したナチュラルドライエイジングと呼ばれる製法の研究開発をはじめ、高齢者にも安心・安全な食肉を気軽に食べてもらえたらと、栄養素を抽出したデータの検証や、食べやすくて栄養も手軽に摂取できる製品開発を進めている。  その1つが、地域資源を活かした静岡を代表するおみやの創造を目指した静岡おみやプロジェクトのために製品開発された“駿河鰹節製法”牛節花けずりで、見た目は鰹節だが、牛肉の削り節というユニークな製品。主に高齢者が買い求めるケースも多いことから、よりリピート性の高い製品としてリニューアルし、量販店や外食店で販売していければと青野社長は考えている。「これまでの流通を主体とした商いでは限界がある。より付加価値の高い製品を製造販売できるメーカー的なビジネスに軸足を置いた事業展開を目指す」。  また、生産から外食産業や小売業も含めた、“1人6次化産業”を行っていきたいと考えている。 ●問い合せ、054・655・2277  http://www.rakuten.co.jp/nikudonya/