コロマガふじ制作実行委員会(富士市伝法、花田ミナ代表)は、子ども達が作る地域情報誌「コロマガ」の富士市版を製作発行している。プロのクリエイター(カメラマン、ライター、イラストレーターなど)の講座を受けた小学4年生〜中学2年生の子ども達が取材や編集を行い、実行委員や卒業生などに支えられながら地域の魅力を発信している。
同委員会は2022年10月に始動し、翌年3月に創刊号を発行した。今年は2月に第2号を発行し、今後も年1回ペースで発行する。冊子は富士市内の小・中学校や公共施設、取材先企業などに配布している。花田代表は「取材やライティングなど基本的なやり方は教えますが、〝与えすぎない〟ことを基本方針にしています。一緒に考えてアイデアを出し合い、子どもの可能性を引き出し、伸ばすことに重きを置いています」という。
過去には、「郷土料理の紹介」や「給食を考える」「CNFってなあに?」などさまざまなトピックスを扱っている。民間企業とのコラボレーションも非常に重要で、地域にどんな企業があるのか、どんな事業をしているのか、また自分たちの生活にどう関わっているのかなどを深掘りし、実体験報告を行うなど内容の濃い冊子に組み立てている。また、2年目以降の子どもで構成する「ラボ」メンバーによる継続的な学びや商品開発なども今後注力していくという。「人や会社との関わりなど、ここで得た経験は子どもたちにとって一生の財産になります。今後の人生において選択肢が増え、挫折しても別の道に進めるような生きる力のある大人に育ってほしい。そして、それを次世代につなげていきたいと考えています。私たちの取り組みに共感・賛同してくださる企業の皆さまには、ぜひさまざまな形でご協力をいただけたら嬉しいです」と話している。
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