山梨罐詰㈱(静岡市清水区興津中町974、山梨裕一郎社長)は7月15日、静岡釜揚桜えび缶詰を新発売した。
静岡釜揚桜えび缶詰は、由比港で水揚げされた桜えびの釜揚げを独自製法で缶詰にした商品だ。静岡の味覚を全国に届ける缶詰をつくることをテーマに3年かけて開発した。「保存性の高い缶詰にすることで桜えびになじみのない地域の方にも、桜えび特有の香りや食感、鮮やかな色彩を届けられると考えました。商品の話題を広めていくことで、静岡を全国にPRしたいと思います」(営業部・田中康裕部長)。
商品開発に携わった研究開発部の加藤愛理さんは、「缶を開けた時に漂う桜えびの香ばしい香りを楽しんでほしい」と話す。「塩味がついているので、そのままでも桜えびの香りや食感をお楽しみいただけます。かき揚げやピザ、サラダなどの食材としてご利用いただくのもおすすめです。商品にはレシピも入っていますので、ぜひ皆さまならではの楽しみ方を見つけて下さい」。
山梨罐詰は、釜揚げしらす缶詰やマッシュ(戸田塩味)缶など、静岡にゆかりのある自社缶詰を世に送り出してきた。静岡釜揚桜えび缶詰は、原料のチェックや缶に詰める工程を全て手作業で行っている。「大きさが違ったり、身がつぶれたりすると、桜えびの食感が落ちてしまうため、製造工程の大半は手作業です。一つ一つの缶に〝静岡の魅力を伝えたい〟という思いを込めてつくっている商品なので大勢の人にお届けできたら嬉しく感じます」(加藤さん)。
価格は1缶864円(税込)。県内のキオスクやサービスエリア・パーキングエリア、山梨罐詰のオンラインストアで取り扱っている。
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