スポーツ・レジャー用品販売の㈱シラトリ（静岡市葵区東町66、西丸聡司社長）は、㈱チヨダスポーツ（御前崎市）の事業を買収した。
１９６０年に創業したチヨダスポーツは、幅広い世代に親しまれる地域密着型のスポーツ店を運営してきたが後継者不在に悩んでいた。前社長の澤入こまつさんが金融機関に相談したことをきっかけにシラトリによる第三者承継が成立した。現在はシラトリの在庫機能やメーカーとのネットワークを生かし、チヨダスポーツを運営している。「地域の人たちに親しまれているスポーツ店がなくなると、スポーツを通じたコミュニティが失われてしまいます。スポーツ振興のために役立ちたいと考え今回の買収を決めました」と西丸社長は話している。人口減少にともなうマーケット縮小に対応するため、今後も地域に目を向けながら、傘下の店舗を増やしていく方針だ。
静岡本店にゴルフ練習場・ジムをオープン
現在、今秋オープンするスポーピアシラトリ静岡店の増築工事を進めている。新フロアは１階にシミュレーター10台を備えるゴルフ練習場、２階にＴＳＵＴＡＹＡ Ｃｏｎｄｉｔｉｏｎｉｎｇ（スポーツジム）をオープンする計画だ。「天候や気温を気にせず快適な空間で練習できる施設です。専属レッスンプロの指導を受けたり、店舗のクラブを試し打ちしたりもできます。ジムでコーヒーや本を楽しめるラウンジも設ける予定です。これからもいろいろな形で地域のスポーツ振興に貢献していきたいですね」と西丸社長は話している。
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