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【丸福製茶】「お茶育」を通じて、子どもたちに心の豊かさを育むことの大切さを伝える

2024/10/05 

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 丸福製茶㈱(静岡市葵区若松町25、伊藤麻実社長)は、子どもたちに有意義な学びの時間を提供したいというコンセプトのもと、家族で体験できる「お茶育」を提案している。

 「お茶育」は、子どもたちがお茶に触れる楽しみや喜びを体験することで「心のゆとり」を育み、そのお茶を家族や大切な友人にふるまうことで、「おもてなしの心」を養ってもらいたいという願いを込めた。

 伊藤社長は、「伝統文化を体験するきっかけを提供することで、古き良き日本文化の継承・発展と、子どもたちの豊かな人間性を形成するためのお手伝いをしていきたい」と話す。同社は、自社でお茶を生産するだけでなく、卸業の強みを生かして日本各地の茶葉に携わってきた。「私どもは日本各地から茶葉を仕入れて、目で見て、飲んで、お茶のプロフェッショナルが自信を持ってお勧めできる茶葉だけを販売しています。そのため、生産地に出向き、良い茶葉をつくれる条件が整っているかを確認し、エビデンスのある茶葉だけを厳選してお客さまにお届けしています」。このような背景もあり、「お茶育」では、スマートフォンのゲームや動画の映像では絶対に知り得ないリアルな体験をしてもらいたいと考えている。「価値観の多様化やライフスタイルの変化に伴い、昔に比べればお茶を飲む習慣が減ってきたからこそ、大人たちにも子どもの頃に飲んでいた懐かしいお茶の香りと味で、疲れた身体と心を癒してもらいたい」と伊藤社長は考えている。

 同社のオンラインショップでは、リーフはもちろん、ティーバッグやお茶のポタージュ「ポチャージュ」、人気の水出し麦茶など、さまざまなバリエーションの商品を取りそろえる。さらにティーバッグの素材には、とうもろこしを原料とした土にかえる生分解素材を使用するなど、環境問題にも配慮した。「これからもお茶を飲むという枠に捉われず、毎日の暮らしの中にお茶が身近にあるライフスタイルを提案していきたい」。

  • 問い合せ、054・271・2011