㈱ALL BLUE(藤枝市駅前1─16─4、飯塚久美子社長)は、10月1日付で有料職業紹介の許可を取得し、より高度な技能取得に対して意欲的な外国人などに働く場を提供していく。また、それぞれの企業の状況や要望に対応するほか、優秀な外国人材の提案を行っていく。
同社は、特定技能外国人材の支援を行う登録支援機関としての許認可を今年5月に正式取得。特定技能所属機関(受入れ企業)からの委託を受け、できるだけ長い間安心して働いてもらえる環境づくりや、在留中に安定的で充実した生活を送れるための支援を行っている。
飯塚社長は、「就職先を探す外国人が、悪質なブローカーから高額の手数料を取られるなどの被害が後を絶ちません。政府が新設した『育成就労』では当面、転籍時に民間業者の関与を認めない方針ですが、3年間の育成就労後の移行もある『特定技能』資格の外国人や留学生などは対象外です。留学生や技能実習生などに対する違法な斡旋は10年以上前から続いていますが、政府は早急に実態調査を行い、マイノリティな立場の外国人が被害を受けないように対策を強化すべき」と訴える。
こうした社会的背景もあり、同社では日本国内で3〜5年の就労経験があり、日本での生活や日本語がある程度理解できる外国人ネットワークから独自に情報を収集し、人材を採用しているという。そのため、同業他社に比べて半額以下の紹介手数料しかかからず、特定技能外国人などの支援委託手数料においても毎月定額2万円で、更新申請の手続きから通院などを含めた通訳も兼ねたスタッフによるキメ細かなフォロー体制を整えている。
「事業者さまの人手不足の解消と、日本で長く働きたい外国人の双方が互いに共生・共存できる仕組みを構築していきたい。そして、女性が生き生きと働ける会社づくりを目指しています。私自身、シングルマザーとして働いてきた経験を踏まえ、子育て中の女性が、子どもの成長に合わせて安心して末長く働ける環境を整えていければと思っています」。
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