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【アイ・テック】鋼材の鉄道輸送モーダルシフト開始CO2削減、物流24年問題対応

2025/01/20 [01月20日号掲載]

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 ㈱アイ・テック(静岡市清水区中之郷1─1─15、大畑大輔社長)はトピー工業㈱(東京都品川区)や日本貨物㈱(東京都渋谷区)ほか2社と「モーダルシフト豊橋北上コンテナ輸送協議会」を設立し、鋼材輸送の一部を鉄道輸送に切り替えるモーダルシフトを開始した。

 物流2024年問題の一つである長距離ドライバーの人材不足や長距離輸送によって多量の二酸化炭素が排出されるというカーボンニュートラルの観点から、鋼材輸送は重大な課題となっている。従来のトレーラーを利用した鋼材陸送から新造コンテナを使用した鉄道輸送に切り替えることで物流2024年問題に対応し、二酸化炭素(CO2)年間排出量削減を見込んでいる。 

 鋼材を製造するトピー工業㈱豊橋製造所(愛知県豊橋市)から同社北上工場(岩手県北上市)の片道約800㎞のトレーラー輸送のうち、JR貨物西浜松駅(浜松市)と盛岡貨物ターミナル駅(岩手県)への幹線輸送を片道約793㎞の鉄道利用に切り替え、その前後の輸送は各々地元物流会社に委託する。これによりトレーラーの走行時間が61・1%削減され、走行距離の短縮に伴う年間二酸化炭素(CO2)排出量は65%削減となる。大畑社長は「鋼材輸送を進化させ、次世代に向けて大きな一歩になる事業にしたい」と話した。

 鋼材流通商社が主導となり鋼材メーカーと運送事業者が協同して鋼材輸送のモーダルシフト化に取り組む事業は業界でも初の試みで、国土交通省の物流総合効率化法に基づく総合効率化計画の認定を受け、対象事業にも採択された。

  • 問い合せ、054・341・2811