第一建設㈱(静岡市葵区清閑町14―27)は2月9日、創立60周年を迎えた。同日付で、市川諭専務が代表取締役社長に昇格し、市川照社長が代表取締役会長に就任する人事を発表した。
同社は昭和40年に第一建設㈲として創業し、2年後の昭和42年に株式会社に改組した。静岡市をメインテリトリーに地域インフラを支える建築工事・土木工事のほか、公共工事で培った品質管理や施工管理の技術・ノウハウを生かしたマンション建築など幅広い事業を手がけている。CSRにも力を入れ、青少年健全育成を目的に38年連続開催の「すこやか旗争奪静岡少年サッカー大会」の主催や道路サポーター(清掃)活動など、地域の暮らしをよくするための活動にも取り組んでいる。
市川会長は昭和50年に同社に入社し、11年後の昭和61年に社長に就任した。半世紀にわたり地域の建設業の成長に尽くしてきた功績が認められ、昨秋、旭日双光章(建設業振興功労)の叙勲を受けている。「出会った方々のおかげ。顧客の皆さま方、協力会社の皆さま、社員とその家族の方々が第一建設を後押ししてくれている。国の基幹産業である建設業を通じて静岡、そして日本の発展に貢献できるように事業に取り組んでいきたいと思います」(市川会長)。
また、市川新社長は、「弊社は創業より静岡市を中心に地域の社会資本整備事業の一端を担わせていただきました。今後も多くの皆さまのお力添えを得て、地域の安全を担保し、安心な社会を構築する事業に驀進(ばくしん)したいと考えております」と話している。