静岡銀行は、地域のキャッシュレス化を強力に推進し、静岡県内でのエリア決済ネットワークの構築を通じて地域経済の活性化を図る考えだ。その中核となる「しずぎん加盟店サービス」は、幅広い決済手段に対応するキャッシュレス決済端末を通して、事業者や消費者双方に利便性を提供するサービスとなっている。2023年4月から開始し現在、累計契約台数5000台に達した。
クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など多様な決済方法に対応可能で、操作性もシンプル。さらに、導入後の365日対応のサポート体制により、キャッシュレス導入に不安を抱く事業者でも安心して活用できる。特にポータブル端末であることから、小売業や飲食業だけでなく、訪問販売や移動販売など幅広い業態に対応できるのが特徴。
キャッシュレス化は事業者にとっても多くの利点をもたらす。消費者の多様な支払いニーズに応えることで販売機会の損失を防ぎ、客単価の向上が見込める。導入済の店舗からは「おつりのミスが減少」「売上管理がスムーズになった」との声が寄せられる。最短3営業日以内に売上が口座入金される点も高く評価されている。
静岡銀行がキャッシュレス事業に参入した背景には、全国平均を下回る静岡県のキャッシュレス比率がある。同行は「第1次中期経営計画〜Xover(クロスオーバー)」の中で、地域のデジタル社会形成を掲げ、地域のキャッシュレス化を重点テーマの一つとしている。地域のキャッシュレス推進を図るだけでなく、消費喚起や店舗売上増加といった好循環を生み出し、地域全体の経済活性化を目指している。また同行の既存のクレジットカード約50万会員、デビットカード約4万会員との連携を強化し、「エリア決済ネットワーク」の構築にも力を注ぎたいとしている。
- 問い合せ、054・348・0271