公立大学法人静岡県立大学(静岡市駿河区谷田52─1、木苗直秀学長)の地域経営研究センターと医療経営研究センターは、スルガ銀行㈱の寄付等を基にした社会人学習講座の常設教室『スルガ銀行寄付社会人学習講座教室』(静岡市葵区紺屋町11─1浮月ビル4階)を開設した。 同教室は20席で通信環境等も整備され、静岡駅前に立地し交通の利便も良い。これまで県の受託事業である医療経営講座を開講していた会場で、その後を同大学が借り受け、谷田キャンパスやB─nestなどで行っていた「社会人学習講座」等を開講する。 全国的にも増加傾向の社会人学習講座について、同大学は生涯教育の推進、スキルアップやキャリア開発、大学院への進学まで含めた講座の充実化を目指していく。 4月10日の教室お披露目の場にて木苗直秀学長は、医療経営講座の頃より資金面の支援を継続しているスルガ銀行に対し「長きにわたるご配慮に感謝します。医療経営人材の育成にも引き続き貢献していきたい」とあいさつ。スルガ銀行の岡野光喜社長は「高齢者と医療はこれからの大きな問題。この教室を通じて持続的にこの問題に取り組んでいって欲しい」と話した。同銀行からの寄付金は教室の賃料に充てられる予定。 4月11日から行われた年度最初の企画『訪問介護ステーション管理者に向けた経営講座(初級)』は既に満員。今後も地域経営研究センターや医療経営研究センターが主催する講座を定期的に実施していく予定だ。