しずてつジャストライン㈱(静岡市葵区宮前町28、三浦孝文社長)は、全国の高速乗合バスでは初となる『バス弁』の販売を開始した。 バス弁は文字通り〝バスの旅で楽しんでもらいたい〟と、同社と駅弁の老舗である㈱東海軒(静岡市駿河区登呂6─5─35、平尾清社長)とが共同で開発した弁当だ。価格は1000円(税込・お茶、おしぼり、箸付)。桜えびごはんに、黒はんぺんの磯辺揚げなど、静岡の味覚をふんだんに盛り込んだ。パッケージは、しずてつジャストラインが運行する高速乗合バスをモチーフにデザイン。弁当箱は折りたためるようにして、土産物として持ち帰り、飾れるようにするなど、随所に遊び心も取り入れている。「お客さまが安心・安全に目的地まで移動できる手段を提供するのが私どもの第一の役目。それに加えて、バスの中で過ごす時間にも何か楽しんでいただけたり、喜んでいただいたりするサービスを提供できないだろうか?というところから、今回の企画が実現しました。汽車・列車の〝旅のお供〟として駅弁を楽しまれるように、バス弁も〝旅の定番〟として多くの皆さまに愛される商品になってくれたらうれしく思います」と、勝山俊輔副課長(しずてつジャストライン㈱総務部総務課)は話す。 なおバス弁は、同社が運行する『駿府ライナー』、『静岡横浜線』、『しみずライナー』、『静岡甲府線』の4路線の一部昼行便で予約販売する(注文は乗車日前日の13時まで受け付け)。 ●問い合せ、0570・080・888 (高速線専用ダイヤル)