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【富士ゴム産業】「香りでブランディング」を提案 米セントエアー社芳香システム取扱開始

2014/08/04 [08月05日号掲載]

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 ウレタンフォーム・ポリエチレンフォーム等の製造・加工・販売を行う富士ゴム産業㈱(静岡市清水区八坂北1─21─37、宇佐美裕之社長)は、嗅覚を刺激するマーケティングツールとして芳香システムを提案するという、新たな事業に着手している。

 香りの世界市場をリードする米・セントエアー社のライセンスを受けた㈱リラインスから、静岡県内での芳香システム『セントウェーブ』等の販売権を取得した形。セントエアー社の芳香システムは、乾式カートリッジを用いた独自の機材で芳香を拡散させる。香りは180種以上から選べ、オリジナルの香りを調合することもできる。素材からはアレルギー物質を排除し、香りが残らず移らないという特徴があるほか、タイマーを使った濃度調整なども可能。

 「人間の感覚を鋭く刺激し、記憶に留まりやすい、といった特長により、香りがマーケティングツールの一つとして注目され始めています」と宇佐美社長は指摘する。既にテーマパークやホテル、アパレル店舗、カーディーラー、ブライダル関連施設、フィットネスクラブなど、さまざまなシーンで採用され、ブランドイメージを高める取り組みの一つとして活用されている。

 富士ゴム産業の基幹事業とは異なる分野への挑戦。「だからこそ新たな出会いや発見に満ちた事業。将来きっと基幹事業の可能性を拡げることにもつながるはず」と先を見据える。

 機材+香りのカートリッジのレンタルプランは約2万円/月(税込)から。スティック・小袋のタイプもある。

●問い合せ、054・364・4416

 (担当宇佐美・渡辺)