看板やサインの製作などを手がける㈱平井工芸(静岡市駿河区小鹿322─6、平井崇之社長)は、“オトナカワイイ”をコンセプトにしたインテリア製品のブランド“Le.Manaha JAPAN(ル・マナハジャパン)”をこのほど立ち上げた。大人の女性だけでなく子どもやファミリー、男性まで世代を超えて愛されるライフスタイルブランドを目指す。事業化チームは静岡市内の子供服メーカーや注文家具メーカー、モルタル造形会社、印刷特殊加工会社と掛川市の紙器メーカーなど5社で構成。販売する商材は、織物や布製品などのテキスタイルからテーブル、イス、遊具、シート状のフォトフレーム、紙で出来た宝箱などインテリア全般。平井社長は「自分の家のリビングに置くだけで心がオドルものをつくりたい。デザインやカラーパターンを真面目に楽しんで考え、デザインの統一感を出し、日本の高い創作技術がプラスされた日本発信のブランドとして国内外問わず提案していく。フィンランドの歴史あるブランド“マリメッコ”を目標とし、日本のマリメッコになる」と話す。
今年7月には、東京ビッグサイトで開催された“第6回ベビー&キッズEXPO”に出展し、オリジナルデザインのリンゴをモチーフにしたイスやテーブル、着脱が簡単なフォトフレームなどを展示、大手雑貨チェーンのバイヤーから注目を集めた。「ブランド名ル・マナハは逆読みで読むとハナマル『私たちもお客様も世の中もみんな仲間になって花マルになろう』という思いを込めて名付けました。」(平井社長)と話している。
●問い合せ、054・285・3340