ボトルやグラスを使ってインテリアに映える小さなアクアリウムの世界を表現した“ボトリウム”などの作品を手がける㈱美草(田畑哲生代表)は、商標登録している“ボトリウム”のインストラクターを養成し、“ボトリウム体験教室”の全国展開をはかる。その受け皿として、公認インストラクターのサポートなどを行っていくための事務局となる“ボトリウム協会”を『水草作家てっちゃん先生の美草の恵み』内(静岡市清水区駒越北町8─1 ベイドリーム清水1階)に設立する。今月からホームページをリニューアルして公認インストラクターの募集をはじめるほか、今後は主婦などを対象に、「資格取得後も手堅く稼げる資格として“ボトリウム”をブランディングしていきたい」と田畑氏は意気込む。
水草作家でもある田畑氏は、日本観賞魚フェア水槽ディスプレイコンテストで総合優勝したのを機に、“ボトリウム”を生業としてはじめた。トレードマークの和服を纏い、“水草作家 てっちゃん先生”の愛称で親しまれている孤高のアーティスト。田畑氏が手がける水草アートは、日本古来の『和』をモチーフに四季折々の美しい日本の原風景を題材とした水草が主役のアートミュージアムで、主に女性を中心に人気を集めている。今後は静岡市内の有名デパートなどで個展を開きたいと考えており、富裕層を対象とした“ボトリウム体験教室”や、田畑氏が個展で制作した作品の展示販売なども行っていきたいと言う。田畑氏は「てっちゃん先生によるボトリウムアートを観ていただくだけでなく、ご自身がボトリウムをつくって、ご自宅で楽しむことができることで、水草アートが単なる鑑賞するアートには留まらない差別化につながると考えています。水草アーティストとしてよりクオリティの高い作品をつくっていくためには、目の肥えたお客さまに受け入れられるモノづくりをしていかなければなりません」と話す。
●問い合せ、054・368・5975