郷土の伝統芸能を守り育てる静岡伝統芸能振興会(後藤康雄会長)は、新人芸妓小町さんの店出し(花柳界デビュー)を支援した。同振興会は活動3年目にして3人目の新人芸妓を送り出したこととなる。
今年6月から芸妓の道に入り稽古を始めた小町さん。8月のお披露目(初舞台)当日には小芝神社を参拝し、これからの繁盛を祈願した。
同振興会の新人芸妓募集告知を見て応募したという小町さん。桃割れの初々しい姿で「日本文化の素敵なところを自分なりに伝えていきたい」と意気込みを示していた。
お披露目は大花で行われた同振興会の納涼会宴席で行われ、小町さんは先輩の芸妓とともに「茶切節」の踊りを披露した。
後藤会長は「『お座敷体験シリーズ』と題して、市内の料亭でランチと芸妓の踊りを楽しむ鑑賞会を催しています。これがキャンセル待ちになるほどの人気で、支援活動にも手ごたえを感じています」と話した。
10・11月にも『秋の芸妓の踊り鑑賞会』が行われる予定。
●問い合せ、054・353・3401