“踊りたくなる服”をコンセプトとした子ども服ブランド“LaLaDress”を展開するdot.（静岡市駿河区池田２４４─１、鳥巣彩子代表）は、ショップの“顔”となるオーダーメードのエプロンを企画・制作・販売するブランドを立ち上げた。“働くエプロン”のバリエーションが少ないことや、働く人のモチベーションを高めてくれるような洗練された“制服としてのエプロン”が少ないことから、新しいエプロンのスタイルを提案できないかと考えていた。デザイナーの彩子さんは「静岡のアパレル・ブランドとして、“働くエプロン”にデザイン力を加えて、新しいエッセンスと新たな市場を創出していきたい。子ども服ブランドで培ってきた経験値を地域経済にも役立てていきたい」と話す。
この背景には、子ども服ブランドの枠組みに留まることなく、店内のファブリックなものから紙袋や箱、ショップカード、壁紙に至るまで、そのショップ独自のオリジナルデザインのアイテムを企画・制作し、ショップ全体の総合プロデュースを行うデザインプロダクションを創設したいと考えている。「これからの夢として、特徴的なファブリックを使ってライフスタイルをトータルプロデュースするデザイン集団を目指していきたい」と彩子さんは話しており、その目標の実現に向けて県内に拠点を構え、独自の技術力を誇る中小企業や製造工場とタッグを組み、“ニッポンメイド”にこだわった静岡ならではのプロダクトを制作していきたいと考えている。