“豚肉料理とワインのお店”三枝（みつえだ）商店（藤枝市駅前１─３─13、春木良介代表）は、滋味深い旬の素材を生産者と一緒に味わう“旬の会”を11月27日に開催する。藤枝で有機栽培による野菜を生産する山口文隆さんとエンドユーザーを繋ぎ、“食をテーマとした藤枝の名産品を世界に発信したい”という想いを込めて、今年２月に開業した。店主の春木良介氏が手がける味わい深い豚肉料理と厳選したワインが楽しめる大人の店として定評のある三枝商店。前職での経験を活かして、地元である藤枝に戻り開業したばかりだが、「日本全国、そして世界に誇れる“藤枝ブランド”を創りあげたい」と春木氏は語る。
一期一会の出会いを大切にしたいと、訪れる顧客との一体感を大切にしたコンパクトな店づくりが特徴で、厨房から店内が見渡せるつくりになっているのも、会話さえもが料理の一品となるような春木氏のこだわりが込められている。そんな春木氏のあたたかい人柄が共感と評判を呼び、この界隈でも大人がゆっくりと味わい、そして寛げる銘店として認知されつつあるようだ。「地元の野菜を使った料理の提供を通じて、まずは藤枝の歴史を皆さまと一緒に紐解いていきたい。また、藤枝の地で野菜が栽培されるようになった所以や、山口さんのような誠実な生産者の紹介、藤枝の地理や歴史、お伽噺にまでさかのぼって藤枝のルーツを掘り起こしていきたいと考えています」。
今後は法人化を見据え、後進の育成も念頭に置きながら、三枝商店としての強み、そして藤枝の強みを春木氏なりに模索しながら、地元という限られたコミュニティーに留まるのではなく、常に外部に向けて食の奥深さを発信していける店でありたいと考えている。
問い合せ、０５４・６３１・７０２２