㈱トレミー(藤枝市下薮田75─2 八興ビル1階、津川祥吾社長)が運営する、発達障害を持つ子どもたちと未就学児のための室内遊び場“クルール”が、開業から半年を経て、地元で子育て中のファミリーから高い支持を受けている。
クルールは、障害児を対象にした施設や事業体系を定める法律(児童福祉法、障害者自立支援法)が、2012年4月の改正法施行に伴い児童福祉法に一本化されたことを受けてスタートした障害児通所支援事業を行う、多機能型の放課後等デイサービス施設。室内遊び場“キドキド”を全国展開している㈱ボーネルンドにプロデュースを依頼し、プレイルームにはいろいろな動きに挑戦できる巨大トランポリンや、全身を使って遊ぶクライミングウォール、押し入れ感覚のプレイハウスなど、子どもの発達を考えた遊具を設置している。現在、志太榛原地区では10カ所ほどの支援施設が事業展開しているが「こうした遊具を導入している施設は全国でもおそらくここだけ」(津川社長)という。元国会議員の津川氏は、14年間の議員活動中、民主党の子供政策調査会担当の統括副大臣を務めるなど、子育て支援に関する政策の実現に熱心に取り組んできた。「学生の頃に学童保育のアルバイトをした経験もあって、親御さんやボランティアの方々の現場の声をどうにかして行政に反映させたいと思っていました。その後、法改正で障害児通所支援事業が民間でできるようになったこともあり、思い切って自分で事業を始めました」(津川社長)。利用者からの要望もあり、今後静岡市などにも施設をつくる方針だ。なお同社では見学も歓迎している。料金など詳しくは同社まで。
●問い合せ、054・639・5230
http://couleur.jp.net