静パック㈲(静岡市駿河区中原713、佐野哲一社長)は、国内トップクラスの技術力を誇るティーバッグ加工のノウハウを活かし、健康食品のパッケージングに関する取り扱いを開始した。また、コンビニなどで手軽に本格的なコーヒーが飲めるようになったことで、より簡単に、よりリーズナブルな価格でコーヒーを味わいたい市場のニーズに対応するため、さまざまなバリエーションのドリップタイプを開発しており、コーヒー用の三角ティーバッグ製造にも対応。均一に充填することが難しいとされる様々な原料で製造を可能にしている。
同社は1987年に、世界初となる三角錐ピラミッド型ティーバッグの製造を開始したほか、1990年にはコーヒーのドリップバッグを共同開発するなど、今までにはなかった新しいパッケージングのカタチを提案してきた。そのほか、原材料に関する衛生管理においても万全の体制を整えており、主な認証ではGFSI(国際食品安全規格)承認のSQF(Safety Quality Food)の取得など、国際基準に準じた食品管理には万全の体制で取り組む。
また、原材料の仕入れから製造、箱詰め、パッケージデザイン、商品管理など、店頭で販売される前段階までを一括して請け負っており、クライアントは自社製品の販売だけに注力することができる。多品種小ロットや製品の品質管理など、比較的手間がかかる部分においてもキメ細かな対応ができる強みを持つ。最近では香りのある製品をパッケージングしてほしいといったニーズもあり、これまでは比較的難しいとされていた芳香の強いものでも製造する機械に匂いが移らないように対策を施したことで、加工する原材料の選択肢が飛躍的に拡がった。
ニーズの高まりを受けて、最近では抹茶のスティック加工が可能になったことで、「弊社独自の技術力として他社との差別化につなげていきたい」と、経営企画室の佐野智紀氏は話している。
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