㈱東海道シグマ（静岡市葵区御幸町８─１、松村構三社長）は、結婚や育児などを理由に仕事を一旦離職したが、再就職を希望する子育て世代を対象とした『子育て世代再就職応援事業』を静岡県より受託した。３月26日にはグランシップ静岡において54人の女性が出席し、入社式（辞令交付）が行われた。
この事業は東海道シグマの契約社員として３月から７カ月間就業してもらい、キャリアデザインやストレスマネジメントなど、再就職に必要なスキルを修得するほか、パソコン操作などの実務演習、キャリアカウンセリングや就職指導などを実施する。座学演習後には希望と適性を考慮し、県内に拠点を持つ地元企業を中心に約３カ月間の職場実習を行い、正規雇用としての就職に結びつけ、県内の地域経済を担う女性の労働力確保や向上を支援する。
入社式では静岡県 経済産業部雇用推進課の尾上景子課長が壇上に立ち、「静岡県としても労働人口の減少が危惧されているなかで、働きたいと強く願う意欲のある方につきましては、年齢や性別に関係なく、活躍する場をご提供することが私どもの使命だと考えています。なかでも、子育て世代の女性は仕事のブランクや、生活環境も多種多様で不安も大きいと思いますが、この事業が貴重な税金によって実施されていることを踏まえ、ぜひ最後までやり遂げていただければと思います」と激励の言葉を贈った。
また、東海道シグマでは「少子・高齢化が一段と進み、労働力人口が減少する一方であり、さらに静岡県は人口流出問題も同時に抱え、一刻も早い対策が急務。この先、企業が生き残るための条件は、“女性を生かす”ことが必須であり、日本経済を支えていくためにも、きわめて重要な手段。企業の皆さまには、ぜひ当事業を活用してもらいたい」と話している。
問い合せ、０５４・２７２・００７２ （東海道シグマ 教育事業部）