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【3Dデータを活用する会】 3Dプリンターでマイミニ四駆をつくろう! タミヤの協力で親子工作体験を全国で展開

2015/05/20 [05月20日号掲載]

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一般社団法人3Dデータを活用する会・3D-GAN(東京都台東区)は、親子で参加し、3Dプリンターを使って「ミニ四駆」用のオリジナルボディを作る工作体験講座を全国で開催していく。この取り組みに㈱タミヤ(静岡市駿河区)が協力する。

 現在、子どもたちは「モノを作らなくなった」といわれる。また、多くの設計製造業では「どう作るか?」に加え「何を作るか?」というアイデアの重要性が叫ばれ、そのための道具として3Dモデリングと3Dプリンターの有用性に注目が集まっている。自分の想像力が形となって作りだされることの喜びを多くの子供達に体験してもらい、次世代のモノづくり人材育成と、3Dモノづくりリテラシー向上につなげていきたいと考えている。

 「3Dプリンターでマイミニ四駆をつくろう!親子工作体験教室」は親子で参加し、3Dプリンターを使って「ミニ四駆」用のオリジナルボディを作る工作体験講座。毎年静岡ホビーショーを開催する静岡市からスタートし、全国の地域で開催することを目指している。講座は、3つのテンプレートを基に①親子でオリジナルボディを3Dモデリング②3Dプリンターで出力③実際のミニ四駆にオリジナルボディを組み付けて走行させる─としている。

 3Dデータは、工業デザイン・設計・製造・生産・建築・土木・宝飾・アクセサリーの分野においてはCADという呼び名で、アニメーション・映像・立体視映像・画像・ゲーム製作・地図情報・医療の分野においては、CGという呼び名で一般化し、すでにこれらの産業分野で欠かすことのできない存在となっているが、同じ3Dデータを使いながら3DCADと3DCGは別々の世界にあり、互いを意識することはなかったという。同協会は、あらゆる産業が従来の構造から変革を迫られる中、3Dデータを共通項とすることで、異業種との交流融合を図り、新しい製品、事業、企業文化を創造していくことを目的としている。