㈱清水銀行(静岡市清水区富士見町2─1、豊島勝一郎頭取)は、興津支店を新築移転する。それにともない、八木間支店を同行では初となるブランチイン ブランチ(店舗内店舗)形式の支店として移転統合する計画だ。オープンは今年11月上旬を予定している。
新店舗の住所は、静岡市清水区興津中町1396─6。店内の主な設備は、ATM3台、両替機1台、全自動貸金庫212マスなど。敷地内に16台分の駐車場を確保し、内1台分は障がい者用スペースとする。また、店舗前面に歩廊(屋根付き通路)を設け、雨天の来店時も快適に往来できる設計をほどこした。
同行では、「一つの店舗内に二支店を集約することにより生み出される経営資源を、お客さまへのさらなるサービス向上のために活用していきたい」と話している。
ハラル・ジャパン協会
と業務提携
清水銀行は7月13日、一般社団法人ハラル・ジャパン協会(東京都豊島区、佐久間明宏代表理事)と業務提携契約を締結した。提携内容は、①ハラル(※1)ビジネスに関するコンサルティングや情報提供②ハラルビジネスに関する投資環境についての情報交換③セミナーなどの共同開催④その他、海外ビジネスに関する情報交換─など。清水銀行では、今回の提携を機にイスラム市場での海外ビジネス展開やハラル認証取得を検討している取引先に対しての支援を強化していく方針だ。
(※1)イスラム教で許された〝健全な商品や活動〟を意味し、イスラム教徒が認める食べものや化粧品、医薬・介護用品などを指す。約16万人と言われているイスラム人口を視野に入れ、県内企業でもハラルビジネスへの関心が高まっている。