農業を通じた障がい者の就労の場づくりや乗馬による生きがいづくりを支援するNPO法人EPO(富士宮市栗倉2736─3)は、障がいを持つ子どもたちのためのホーステラピーの研修会を県内の東中西部地区にある乗馬クラブで行った。
中部地区では8月11日に平沢ライディングガーデン(静岡市駿河区古宿717─1)を会場に研修会を実施。石井孝弘氏(帝京科学大学医療科学部作業療法学科教授)と宮田朋典氏(ホースクリニシャン)が、障がい者乗馬と感覚統合をテーマに講演した。講演後はセラピーホースの馴致の実技演習を行った。
平沢ライディングガーデンの望月政明代表は、「ホースセラピーは、生きものとのふれあいや身体への直接的な効果(刺激)などが注目を集めています。乗馬クラブとして、乗馬の楽しみはもちろん、馬と関わり合う機会の場を増やすことも必要だと思います。事業を通じてさまざまな形で地域に貢献できるように、クラブの運営の仕方を考えていきたい」と話している。