一人暮らしの高齢者が安心して生活できる“独居老人対応型アパート”が10月１日藤枝市内にオープンし、話題を集めている。アパートの名称は“かがやき”。建設地は藤枝市藤枝３─12─３。経営するのは同所に本社を置く㈱ワイズケアサービス（芳村博雄社長）で、企画から建設まですべて自社で手がけた。民間が自費で運営する高齢者向けアパートは「全国でも珍しいと思います」（芳村たか代取締役）という。
芳村博雄さん・たか代さん夫妻がアパートを建てようと思い立ったのは、藤枝３丁目地内の芳村さん所有地に特定医療法人駿甲会（焼津市、甲賀美智子理事長）が“デイサービスコミュニティーケア藤枝”を開設したのがきっかけ。同会からのアドバイスもあって、もともと福祉事業に興味のあった芳村さん夫妻は、管理人が常駐して一人住まいの高齢者が食事や入浴など日々の暮らしを安心して過ごせるように配慮したアパートの建設を決意した。アパートは３階建て。６畳の個室を全18ルーム備えている。介護付きベッドとエアコンは全室標準装備で、エレベーターも完備している。光熱費と管理料を加えた家賃は６万５０００円。３食の食事代を入れても11万円前後という低価格も大きな魅力だ。同社では「ご高齢者の方だけでなく学生の方も大歓迎です。見学は随時受け付けていますので、お気軽にお電話ください」（同）と話している。
問い合せ、０５４・６４１・２１８７