静岡県飲食業生活衛生同業組合(静岡市葵区常磐町3─3─9、森川進理事長)は、“組合員シール”を制作し、『安心・安全』な飲食店であることを明示することによって、集客に繋げる。一般顧客などに対して“組合員店舗”であることが分かるステッカーを制作し、店内やお店の入り口に貼る。このほど、非組合員との差別化を図るため、“飲食組合会員証”(ステッカー)のデザインを募集し、最優秀作品1点、準優秀作品2点が決まった。
選考審査会は、同組合の森川理事長や副理事長のほか、常葉大学造形学部の加藤之敏教授や静岡県消費者団体連盟の小林昭子会長、(公財)静岡県生活衛生営業指導センターの嶌本壽信専務理事らが審査委員となり、学生などから応募された36点の中から明るく、清潔なイメージの作品が選ばれた。同組合の石川哲専務理事は、「かねてからお客さまより、組合員の店か分からないため、どの店に入れば安心・安全なのか明示してほしいとの要望があり、その声に応えました。新年会や歓送迎会のシーズンを迎えますので、これを機に来店客の増加に結びつけたい」と話している。
同組合は昭和33年、生活衛生法に基づき、厚生労働省や静岡県知事の認可を受けて設立された特殊法人で、県内全域に43支部を設け、5000人が加入する県内唯一の一般飲食業者による組合。日本政策金融公庫の融資制度や経営に関する無料相談など、経営に関するアドバイスが得られるほか、「当組合は同業の仲間が県内だけでなく、全国にいます。苦しい時には助け合い、1人の力では乗り切れないことも、皆の力で乗り切れることもあります。これを機に、次世代を担う若手の組合員が1人でも多く加入してくれればうれしい」と森川理事長は話している。
●問い合せ、054・252・5296
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