しずおか信用金庫(静岡市葵区相生町1─1、田形和幸理事長)は、パーソナルロボット“Pepper”を導入した。今月から本店営業部に設置され、高齢者や子ども連れの顧客を中心に人気を集めている。今後は店舗での接客や各支店で開催するイベントの司会進行などに活用するほか、「何よりもご来店していただけるお客さまに楽しんでいただければ嬉しい」と同金庫では話している。
今回導入した“Pepper”は、新入社員として4月1日の入庫式にも出席し、33人の新規採用職員と一緒に辞令を受けた。今後は経営企画部に籍を置き、CSR業務を担当する。具体的には、店頭で来店者に声を掛け、定期預金や定期積金などの商品説明を行うほか、クイズやダンスも披露する。今後は支店のリニューアルオープンや新店舗のオープン、各支店で独自に行うイベントに出張する予定という。
「何よりも子ども連れのお客さまに喜んでいただくことに加え、子ども達の笑顔があふれる店舗になればという思いを込めて“Pepper”を導入した」という。現在、本店営業部1階に設置されており、30秒ごとに「こんにちは!」、「いらっしゃいませ」などと挨拶するほか、設置されているタッチパネルのクイズを押すと“Pepper”が問題などを出題する。また、人間の言葉を認識することができるため、会話を楽しむことも可能。
経営企画部の峠 知徳氏は、「時代の最先端をいく技術を取り入れた“Pepper”を導入したことによる話題づくりはもちろんですが、何よりもお客さまが笑顔になっていただくこと、話しかけてもらうことによって、癒しのひと時をご提供できれば嬉しい」と話している。
●問い合せ、054・247・1172 (経営企画部)