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【FPK】 焼津市策牛に本社を移転 八幡工場などを集約、効率化

2016/06/05 [06月05日号掲載]

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洗面化粧台などの住宅機器や樹脂成形品の製造を手がける㈱FPK(柏木夫社長)は、藤枝市内谷から焼津市に本社を移転、5月9日から営業を始めた。新しい住所は焼津市策牛(むちうし)16─1。新本社は敷地面積約9900㎡。もともと鉄工所があった場所で、事務所棟を含め5棟の建物を全面リニューアルした。3カ所に分散していた製造工場のうち、本社工場と部材の大型化で敷地が手狭になっていた住宅の構造用パネルを製造する八幡工場(藤枝市)を集約した。住宅用のミラーキャビネットなどを製造する潮工場(藤枝市潮)については当面現状の製造体制を維持する。

 同社では新工場移転に伴い、大手ハウスメーカーで生産管理の責任者として“トヨタ生産方式”に精通した専門技術者を顧問として招へいした。「新工場に移ったのを機に、必要な時に必要なものだけ1個ずつ生産する『1個流れ生産システム』を取り入れることを決めた。生産効率の向上と製造ロスの解消を実現することで、主要取引先である上場企業の期待に応えたい」(柏木社長)と意欲を見せている。

 

移転を機に社名も変更

 移転に伴い、同社は社名を㈱エフ・ピー・ケーから『株式会社FPK』に変更した。「家具部品を扱っていた創業(1973年)当時から住宅部材へと業態が変化してきたことから変更した。社名には成長し続ける会社でありたいという思いも込めました」(柏木社長)。

●新電話番号は054・621・3161