女性の職場における活躍を推進する“女性活躍推進法”が4月1日に成立した。しかし中小企業の多くは、“女性活躍推進”が本当に成長戦略につながるのか、どれだけコストがかかるのか、何から手を付けたらいいのか迷っているのが現実だ。そうした現状を踏まえ静岡市では焼津市と連携し、経営者や事業推進担当者向けの企業セミナー“成功事例から見る「経営戦略のための女性活躍推進」”を11月8日に開催する。会場はあざれあ大会議室(静岡市駿河区馬渕1─17─1)で時間は13時30分~16時30分。入場無料。ただし90人の定員に達し次第締め切る。法人や団体向けに女性活躍推進やダイバーシティ(多様な人材の積極雇用)の推進などを行う㈱るるキャリア(静岡市葵区紺屋町11─1、内田美紀子社長)が企画運営を手がける。
セミナーは3部制。第1部の基調講演では“最高のリーダーは何もしない”の著者で、シンクタンク・ソフィアバンク代表の藤沢久美氏が、女性を職場の中で100%戦力化するためのヒントを伝授する。続くトークセッションでは、“企業の取組事例から学ぶ、女性活躍を阻む壁の突破口”と題して、働き方改革に挑戦しているNPOファザーリング・ジャパン理事の川島高之氏と興津螺旋⑭社長の柿澤宏一氏、静岡トヨペット㈱人づくり部部長の鈴木博之氏が、それぞれの立場から導入効果や失敗談などを披露する。内田社長は「ぜひ多くの経営者の皆さまにご参加いただき、女性が活躍できる職場づくりを推進することが企業の成長につながることを知っていただきたい」と話している。
●問い合せ、054・252・8820