全国80の蔵元と特約店契約を結び、地酒・焼酎・リキュール・地ワインの卸販売などを通じて、取引先の飲食店が繁盛するためのプロデュースを展開する㈲久保山酒店(静岡市清水区庵原町169-1、久保山貴由社長)がリニューアルオープンして1周年を迎えた。
久保山社長が全国各地の蔵元をまわり、永年に亘る経験と独自の審美眼をもってセレクトした良質な地酒や焼酎が人気を呼び、静岡市内の飲食店を中心に業務用のオファが8割を超えていることからも分かるように、久保山酒店の“商い”は酒販店業界全体の提案力や営業力向上のために尽力してきたといっても過言ではない。
「お酒が飲めない方にも、実はこんなに美味しいお酒があるんですよと伝えていくことが私の使命と考えています。とくに20歳前後の若者や、将来ユーザーになってほしい中学生や高校生の子どもたちに、お酒のイメージをネガティブに捉えてほしくないから、これからの酒販店はスタイリッシュであり、スマートでなければいけない」と久保山社長が話すように、名刺1枚からラッピングに至るまで気配りと美意識を追求し、商品としてのブランドやクオリティーに100%頼るのではなく、お酒を嗜むという行為をあらためて見直すことで見えてくる本質的な愉しみや悦びといったものに根ざした“カルチャー”を追求していきたいと考えている。
創り手の想いを真摯に伝えていくためネット販売は行わず、来店する顧客に対しても懇切丁寧な応対を行っており、久保山酒店を信頼し取引してくれる飲食店を“パートナー”と呼び、お互いに切磋琢磨していきたいと、その言葉の1つ1つに久保山社長の熱い想いが伝わってくる。
久保山酒店
問い合わせ、054・366・7122