吉田町内の細幅テープメーカー6社の若手経営者たちでつくる親睦会“いとへん会”は11月5日、テープを使った“オリジナルコインケースづくり講座”を町内で開いた。産業用テープの生産地として知られる吉田町の歴史と技術を子どもたちに伝えようと毎年開いているもので、地元小学生と保護者14人が参加した。
本橋テープ㈱の酒井英字(ひでつぐ)さんが講師役を務め、子どもたちはそれぞれ気に入った色のテープにハンダで穴を開け、スタッフに手伝ってもらいながら紐を通してコインケースを完成させた。会員の柳原寛幸さん(丸忠細巾織物工場代表)は「講座を通じて、子どもたちが地場産業に興味を持つようになればうれしい」と話していた。