静岡商工会議所は、産業観光の商品化に向けたモニターツアーを10月3・4日の2日間静岡市内で実施した。会議所の会員や市民など40人が参加した。
静岡ならではの産業観光の可能性を探るこのツアーは、2011年度からスタートして4回目。今回は“富士山×産業観光”をテーマに実施した。世界遺産登録で注目を集めている富士山ブームが去った後を見据えて、産業観光を観光の柱に育てていく。
ツアーでは静岡市葵区の茶町かいわいや食品工場、家具工場、漁協、造船所、機械メーカーなど11カ所を訪問。茶工場や茶飴の製造現場、造船所などふだん入れない場所を見学、視察したほか、地元特産品などを試食した。会議所では今後、これまでのツアーを参考に“静岡市産業観光マップ”を作成する予定で、全国の企業や団体などに積極的にPRしていく。