㈱カントビ(静岡市清水区横砂南町8─11)は1月15日、ドローン操縦士の育成学校「ドローンスクールジャパン静岡静岡市校」を開校した。静岡市内初の常設型屋内練習場を設けた。「フライトコース」「ビジネスコース」など各コースを用意しており、産業用ドローンの専門的な操縦技術やノウハウを習得することが可能。修了者はDPAの認定資格を取得することができる。「ドローンスクールジャパン」は、北海道から九州まで全国29カ所で開校している。
産業用ドローンは、インフラ点検・農林業・捜索などに活用されているが急増する需要に対し、操縦士が不足している。現在、ドローンの潜在市場は約15兆円と想定され、トンネルや橋梁、太陽光パネルなど、各種施設の点検への利用が始まっている。実験段階だがドローンを利用した配送サービスに注目が集まるなど、各分野で多くの利用が期待される。
建設業のドローン参入は大きなメリットに
同校は、一般社団法人 災害対策建設協会JAPAN47(ジャパンフォーセブン)に加盟している。メンバーは災害時の調査だけではなく地方自治体などと連携し、水難事故対策や行方不明者捜索など公開実証実験を行っている。
今後、建設技術者や職人の人数は減るが、建築物や土木インフラの老朽化が進む中で工事をしなければならない。同校は、建設の知識を熟知している施工業者がドローン事業に参入すれば、多岐にわたり活躍できると考えている。
●詳細はホームページ