静岡三菱自動車販売㈱(静岡市駿河区南安倍3─6─30、宮崎貴久社長)は昨年11月17日、静岡南店(静岡市駿河区南安倍3─8─9、矢澤英治店長)を次世代店舗『電動DRIVE STATION』としてリニューアルオープンした。
新店舗は、新車や中古車販売、保守・点検など既存のサービスに加えて、EV(電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッドカー)などの充電器、電動自動車の認知・普及を推進するための設備を導入した。三菱自動車工業㈱では、2009年に世界初の量産電気自動車i─MiEV(アイ・ミーブ)を発売。その後もガソリンと電気で動くアウトランダーPHEVを販売するなど、次世代自動車の開発に力を入れてきた。
静岡三菱自動車販売によると、「EVやPHEVの発売当初はガソリンに頼らない自然環境に配慮した自動車として注目を集めていたが、近年はその価値が見直されてきている」という。その一つが災害時に電力源として活用できることだ。静岡県においても昨年10月台風による大型停電が続いた際に、PHEVのユーザーから「不自由なく生活できた」という声が寄せられている。例えば、前述のアウトランダーPHEVは、(満タン時に最大で)1500ワットの電気を10日分ほど供給できる電力源となる。『電動DRIVE STATION』では1500ワットでどれくらいの家電を動かすことができるのかデモンストレーションを毎週土曜日の14時から実施。地域の防災や減災に役立つなどEV・PHEVの社会的役割を情報発信するための拠点として事業展開していく方針だ。
●問い合せ、054・284・0711