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【地建】静岡市内初となる1棟建てキャビン型ホテルを駿河区南町に建設

2019/07/05 

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 高層マンションやビジネスホテルを中心に、再開発が目覚ましい駅南地区において、手頃な価格で宿泊できる1棟建ての“キャビン型ホテル”が注目を集めている。本社のある駅南地区の活性化に貢献したいと、9月上旬のオープンに向けて㈱地建(静岡市駿河区南町10─11、横川泰之社長)が静岡市駿河区南町2─24に建設を進めているのがHOTEL CAPSULE INN SHIZUOKAだ。

 都内では主流となっているスタイリッシュな雰囲気と快適性や安全性に配慮した“キャビン型ホテル”で、同社によると静岡市内では初めての“キャビン型ホテル”という。56室と最も部屋数の多いシングルタイプは広さ約4㎡で、シングルサイズのベッドやスーツなどの衣類が収納できるクローゼットを配しても適度に動けるスペースがあり、スーツケースを広げたりすることもできる。ベッドに座りながら、パソコン作業なども行える。カプセルホテルにありがちな圧迫感がなく、天井高が2mあるので、立って動くこともできるためストレスも少ない。部屋の出入りを引き戸としたことで、プライベートな空間づくりにも気を配った。客室は62室でシングルタイプのほか、二段ベッドタイプが5室、シャワーやトイレを完備した完全個室タイプも1部屋用意する。5階の9室は女性専用フロアで、専用のカードキーを使ってフロアに入るシステムとした。1階がフロント、2〜5階が客室、6階には男性専用と女性専用に分けられたシャワールームも完備する。宿泊料金は2500円〜3800円(税別)程度を予定している。また、チェックアウトからチェックインが始まるまでの10時〜15時の間に、シャワー利用と仮眠ができるデイユースプランも用意する予定。2階には、飲食店などのテナントを募集している。

 運営はグループ会社の㈱泰平舎が行う。建物の設計は㈱エー・アンド・エー総合設計が、施工は㈱ウィズコーポレーションが担当している。横川社長は「これまでのビジネスホテルにはない新しい価値観で、ハード・ソフト面の充実を図った。際立った個性やプラスαの付加価値を追求することで、ゲストハウスのようなイメージのホテルに仕上げた」とオープンに向け気を引き締める。

●問い合せ、054・287・0512