森事務所（静岡市葵区長沼６３２、森保郎代表）は、小冊子「２０１９年度版・会社を元気にする『助成金・給付金』」を作成し、無料配布している。行政書士・社会保険労務士である代表の森氏は「地域の会社に元気になってほしい」と、昨年から自費で小冊子を作成し無料配布を始めた。冊子を見た企業から「こんなメニューがあるのか」と反響が大きかったことから、今年も作成することにした。
森氏は「助成金・給付金は業種を問わず活用できるものです。企業経営は『ヒト・モノ・カネ』（人材・設備・資金）といわれますが、それらの経営資源を充実させる助成金・給付金が厚生労働省から数多く出されています。しかしながら『よくわからない』『手続きが面倒だ』などの理由で多くの会社は活用していません。小冊子では厚生労働省関連の助成金・給付金の中でも使い勝手の良いものを紹介しています。『自社には関係ない』というのは、ただ知らないだけかもしれません。一度手に取っていただきたいと思います」と語る。
例えば、契約社員を正社員にした場合は「正社員化コース（キャリアアップ助成金）」（受給額57万円）、インターバル制度の導入を目的とした設備機器や労務管理ソフトの購入には「勤務間インターバル導入コース」（受給上限額１００万円）などがある。その他、人事制度や賃金制度の整備、45歳以上の中途採用、65歳以上の定年引上げ、または定年の定めの廃止にも助成金・給付金を活用することができる。
また、森氏は「小冊子には、ご自身の会社がどのような助成金・給付金を受けとることができるかを診断し、報告するためのアンケート用紙も盛り込んでいます。ただ、それも面倒だという方は、お気軽にお電話していただければ私がその場で診断することも可能です」と語る。
●問い合せ、０５４・２６５・０９３２