㈱かもめ屋(静岡市清水区草薙2─18─31、長岡智美社長)が企画・卸販売を行う水産加工品のプライベートブランドが注目を集めている。
なかでも『ライトツナフレーク油漬』と食塩不使用の『ライトツナフレーク水煮』は、色本幸代会長の「普段食べる食品を安全なものにしたい」という想いが詰まったオンリーワン商品。素材の味をそのままに、企画・販売する全ての商品に化学調味料や添加物を使用せず、トレーサビリティーを付けることで消費者に詳細な履歴が分かるようにした。また、内面塗料に環境ホルモン“ビスフェノールA”を出さない国産エポキシ樹脂フリー缶を国内で初めて使用するなど、『環境や人に優しく、健康で美味しい安全な食品を子供たちに届けたい』をコンセプトに商品開発を進めてきた。
ほかにも国産カツオ(荒削り節)を材料に有機栽培の丸大豆や粗糖、赤穂の天塩など、国産の材料にこだわった素朴で懐かしい味わいが特徴の『かつおのふりかけ』や駿河湾特産の天日干しの『素干し桜えび』など、35年前から由比の生産者とタッグを組み、無着色の桜えびや無漂白のしらすづくりに取り組んできた。「この取り組みは最愛の夫や子供たちに、安心安全な食品を食べさせてあげたいという一念で始まりました。たった一人の主婦の信念に共感してくれる地元食品メーカーの担当者や金融機関の支店長、漁師、東京や大阪などでオーガニックな食材の普及促進に取り組む仲間たちに支えられながら、“より良い食事って何だろう?安心な食事って何だろう?”と、立ち止まって考えてもらえるきっかけになれば嬉しい」と色本会長は話す。
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